MariaDB を Debian6(squeeze) に入れるのが大変だった

知り合いから頼まれて MariaDB を Debian6 に入れたんですが、公式のインストール方法(apt リポジトリ追加 → apt-get update → apt-get install mariadb-server)では最後の方で止まってしまい、悩みました。
というわけで、うろ覚えながら方法をメモしておきたいと思います。

まずは公式の方法でインストールに挑戦します。
そうすると「subprocess installed post-installation script returned error」とかが出てエラー終了するはずです。(出ないで成功した貴方はラッキーですね)

それで、DB フォルダを新しいものに作り直します。
まず /var/lib/mysql を適当にリネームします。
続いて「mysql_install_db」を実行すると、新しい /var/lib/mysql が出来ます。

そうしたら「mysqld &」でサーバを起動してやって、「mysql -u root」で接続します。
ダメだったら /etc/mysql/my.cnf の中にある「socket = xxxx」の部分を「socket = /tmp/mysqld.sock」に変更して再チャレンジです。(元の文はコメントアウトしておきましょう)

で、接続したクライアント上でパスワードを調整します。
とりあえず root は「UPDATE mysql.user SET password = ” WHERE user = ‘root’;」でいいです。(途中の「”」はダブルクォートではなく、シングルクォート2個です)
もう一つ debian-sys-maint のパスワードも設定するんですが、これは /etc/mysql/debian.cnf の中にある password に書いてあります。一旦メモするなりコピーするなりしてから「SET PASSWORD FOR ‘debian-sys-maint’@’localhost’ = PASSWORD(‘メモしたパスワード’);」で変更します。
そして忘れないうちに「FLUSH PRIVILEGES;」も実行しましょう。

続いて mysqld を一旦停止します。(kill でいいです。少しだけ時間がかかりますので慌てて kill -9 とかしないで下さい)
それから、/etc/mysql/my.cnf で socket を変更していた場合は元に戻してください。
最後に「dpkg –configure -a」を実行すると、エラーせずに終了すると思います。
これで何とか導入成功です。
トラブルがあったら /var/log/syslog とか /var/log/mysql/error.log とかを見て随時対処してください。

なお、上の手順は実際に試行錯誤した過程を思い出しながら書いたため、かなりの確率で不足や不正確な記述があります。参考にする場合は自己責任でお願いいたします。